共感できるからこその改善提案で、より良いものを探求し続ける

4D-Stretch様の製品である「トレーニングマシン」についてのご相談を受けました。

元々は別の企業が製作を担っていたのですが、月5台というノルマに、能力的に追いつけないという問題がありました。また、その会社が板金加工のみの担当で、組み立ては4D-Stretch様が自社で行っていたということもあり、全てをこなせる会社を探していました。

そこで先方の社長が前職で勤めていた会社の先輩が島田工業を紹介してくださり、社長のトレーニングマシンに込めた想いに非常に共感したので、面白い、売りたいと思い、受注しました。

本体が鉄製だったこともあり、プーリーと呼ばれる円盤の滑車も鉄製でなくてはという固定観念がありました。その結果、軽量化のための4か所の穴あけのような、余計な工程がありました。その発想を転換し、素材を樹脂製のものに変更したところ、工数の削減につながり、プーリーにおいては3分の１までコストカットすることができました。

その他、カラーリングやデザイン性についても、お客様のご要望にお応えしながらご提案しています。

まだ一緒に作り上げている最中の商品です。１年後にはもっと良くなっていると思います。

パイプの切断・穴あけといったパイプ加工は、個々の技術力に左右されてしまいます。

また、溶接についても、熱を加えることによる収縮など、言葉では表せない難しさがあります。溶接する順番を考えないとひずみが生じてしまうため、その点は非常に苦労しました。

今の時代のからだづくりには、筋肉でがちがちに固めるのではなく、ケガをしないためのしなやかで柔軟で、繊維の強い筋肉づくりが必要になっています。4D-Stretch様のトレーニングマシンでは、柔軟性やハムストリングなど、その筋肉づくりに必要な部分をトレーニングでき、また筋肉の収縮をいい状態で覚えさせることもできるため、今の時代のアスリートに貢献できる製品であると思います。

また高齢者は、ベンチプレスなどは重たくてできませんが、4D-Stretch様のトレーニングマシンなら気軽にできます。楽しみながらからだを鍛えられるため、高齢者の健康維持につながり、高齢化社会の現代においても、意義のある製品になっています。

実際に使用している様子を知りたい方は、ぜひ下記より紹介動画をご覧ください。