works
発注から納品・その後のストーリー
episode 07
飽くなき改善精神で自社の作業環境を作り出す。
スペースと時間は買うものではなく作るもの
案件概要
案件名 | 分電盤パネルラック【たて・かける君】 |
---|---|
クライアント | 社内 |
- お客様より支給されるパネルの保管スペースを最小限に
- 傷防止の為の「包む」・「剥がす」の手間を省く
- 立てたまま塗装や傷を漏れなくチェック
製作のきっかけ
素材 :SPCC
サイズ :D:700*W:660*H:850
こちらの製品は、お客様から支給されたパネル(塗装あり・なし)を立てかけて収納する為に、社内で製作し使用しているラックです。
パネル自体の大きさは様々で約1m×1m弱程度あり、パレットに積まれて納品されます。
そのままだと場所を取ってしまい、1枚1枚の状態を確認するのにも手間がかかってしまいます。
さらには傷をつけないように1枚ずつ包んで保管している為、
受入れ時と使用時にパネルを包む・包みを剥がすといった手間が発生していました。
(塗装・保護テープ適用前)
製作過程での試行錯誤
当初は画像のような丸パイプを使いラックの製作を検討していましたが、パイプそのものの経や留め金具に幅を取ってしまう為断念。
それならばと細い角パイプ並べて溶接することを考え、技術開発部へ現場の声を絵にして依頼しました。
そしてCADデータを作成し形にしていきました。
完成したものを現場にてテスト使用し、細かい部分の修正を行います。
まず傷がつかない様にフェルト状の傷防止シートを巻き付け保護し、下部の滑りを良くする為に敷居滑りテープを貼りました。
幅は調節可能
このように仕切りの角パイプは六角ネジで留めてある為、幅の調節が可能です。
通常は14列
幅間は30ミリ
奥行きは550ミリ
となっております。
導入後どのように変わったのか
現在は受入れ時にラックへ直接保管しています。
員数確認・塗装面の傷チェックもでき、使用時に戻り工程が無く作業を進められるようになりました。
このラック1つで
・作業の効率化
・員数管理
・保管スペースの削減
をいたしました。
この治具は自社工場内の5S活動にも寄与し、先述の通り効率アップと工場内の整理整頓が実現されております。
↓↓動画はこちらから↓↓
※塗装・保護テープの貼着はオプションです。
通常は下記製品となります。
オプションシリーズ
↓↓以下の画像は有料オプションのブラック塗装です。↓↓
「たて・かける君ブラック」
全体を黒で塗装した『たて・かける君 ブラック』
【特徴】
・塗装を施したことで、半永久的に錆びない。
・半ツヤ仕上げで光沢を適度に抑え派手になりすぎず、製造業のイメージを払拭したスタイリッシュな外観に。
↓↓以下の画像は有料オプションの拡張加工です。↓↓
「たて・かける君BIG」+ブラック塗装
【特徴】
・従来のものよりも奥行きを長くとり、大きなパネルを収納可能に。
・仕切りの取り外しが可能なため、厚めの板でもフレキシブルに対応。
・仕切りをすべて外せば台車としての使用も可能。
今案件の制作の流れ
- 打ち合わせ
- CADデータ作成
- 部材の穴開け・切断・切削・溶接
- 組立
- 性能テスト・改良
お客様の声
複数台追加で納めていただいておりますが、使用感につきましては入れた後の安定性など問題なく不自由なく使わせていただいております。